デュビアとコオロギを徹底比較|餌昆虫としてどっちが優秀か飼育歴10年が解説

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爬虫類や両生類を飼い始めると、必ず直面するのが「餌昆虫の選び方」という問題です。ペットショップでは定番のコオロギが棚に並んでいますが、最近では「デュビア」という名前を耳にする機会が増えてきました。「デュビアって何?コオロギとどう違うの?」「臭いが少ないって本当?」「自家繁殖させるならどっちが楽?」──そんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

デュビアはアルゼンチンモリゴキブリとも呼ばれる南米原産のゴキブリの一種で、爬虫類・両生類の餌昆虫として世界中のブリーダーや飼育者に支持されています。コオロギと比べて栄養価が高く、臭いが少なく、管理しやすいという特性を持ちながら、まだ「コオロギが当たり前」と思っている方も少なくありません。

この記事では、デュビアとコオロギを「栄養価」「臭い・鳴き声」「繁殖のしやすさ」「コスト」「給餌時の使いやすさ」の5つの視点から徹底比較します。それぞれのメリット・デメリットを正直に解説しますので、自分の飼育スタイルに合った選択の参考にしてください。

「デュビアの繁殖、思った通り増えない…」「いい餌のあげ方を知りたい」──そんなあなたへ。本記事は、デュビア繁殖歴5年の実体験と失敗例をもとに、本当に再現性のある方法だけを徹底解説します。読了後、あなたのコロニーは数ヶ月以内に確実に増えるはずです。

デュビア飼育の全体像を知りたい方はデュビアカテゴリ一覧もどうぞ。

デュビアとコオロギ、まずは基本情報をおさらい

比較を始める前に、それぞれの基本的な特徴を整理しておきましょう。知っているようで意外と知らない情報もあるかもしれません。

デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)の特徴

デュビアは南米アルゼンチンを原産とするゴキブリの一種で、学名はBlaptica dubiaです。成虫の体長はオスで約3〜4cm、メスで約4〜5cm。オスには翅がありますが飛ぶことができず、メスには翅がないため逃げ出しにくいという特徴があります。

「ゴキブリ」と聞くと拒絶反応を示す方もいますが、日本に生息するゴキブリとは種類が大きく異なり、熱帯性の昆虫のため日本の冬を屋外で越すことができません。また、ツルツルした垂直面を登れないため、プラスチックの飼育ケースからの脱走リスクが非常に低いことも特徴です。

デュビアは動きが比較的ゆっくりで、コオロギのように素早く跳ね回ることがありません。給餌時にケースから逃げ出すリスクが低く、ピンセットでつまみやすいのも飼育者にとってありがたいポイントです。幼虫は数ミリから始まり、脱皮を繰り返しながら成虫になるまでに約4〜6ヶ月かかります。この期間があるため、コロニーを立ち上げてすぐに大量供給というわけにはいきませんが、一度安定すれば長期的に安定した供給が可能です。

コオロギの特徴

餌昆虫として最もポピュラーなのがコオロギです。日本で広く流通しているのは主にフタホシコオロギヨーロッパイエコオロギ(イエコ)の2種類で、どちらもペットショップや通販で手軽に入手できます。体長はSSサイズ(幼虫・数mm)からLサイズ(成虫・3cm程度)まで幅広く、小型ヤモリのベビーから大型トカゲまで、与える個体のサイズに合わせて選べる点が魅力です。

栄養バランスは良好で、爬虫類・両生類だけでなく、タランチュラ・サソリ・観賞魚など幅広いペットの餌として長年使われてきた実績があります。一方で、管理面ではいくつかのデメリットも抱えています。以下の比較でその実態を確認します。

フタホシコオロギとイエコの違いも少し触れておきます。フタホシコオロギは体が大きく、栄養価が高い反面、臭いが強く鳴き声が大きいです。イエコは比較的臭いが少なく動きがやや遅いため扱いやすいですが、繁殖速度がフタホシより少し遅い傾向があります。どちらを選ぶかはペットのサイズや自分の管理スタイルによって変わってきます。

比較①栄養価|タンパク質・消化吸収・カルシウム比でデュビアが優秀

爬虫類や両生類の健康を長期的に維持するには、餌の栄養バランスが非常に重要です。栄養価の観点から見ると、デュビアはコオロギよりも有利な面があります。

主要栄養素の比較

栄養素 デュビア フタホシコオロギ
タンパク質(乾燥重量) 約23〜36% 約21〜23%
脂質(乾燥重量) 約7〜9% 約5〜7%
カルシウム 約0.10〜0.14% 約0.08〜0.11%
水分含有量 約60〜65% 約70〜74%
キチン質 少なめ やや多め

※数値は文献・測定方法によって異なります。目安としてご参照ください。

デュビアが栄養面で有利な3つの理由

1. 水分が少なく消化に優しい
コオロギは水分含有量が高く、大量に与えると下痢を引き起こすことがあります。デュビアは水分量がやや少ないため、消化管への負担が小さく、特に消化機能が未発達なベビー個体や病中病後の個体への給餌に向いています。

2. キチン質が少なく消化吸収率が高い
コオロギは外骨格に多くのキチン質を含みます。キチン質は消化されにくく、多量摂取すると腸閉塞の原因になることがあります。デュビアはキチン質が比較的少なめで、柔らかい体が消化吸収されやすいと言われています。特に脱皮直後のデュビア(ホワイトアウト)は外骨格がとても柔らかく、消化への負担がさらに小さいため、体調不良の個体や幼い個体に与えるのに最適です。

3. ガットローディングの効果が高い
ガットローディングとは、餌昆虫に栄養価の高い食べ物を与えておき、間接的にペットへ栄養を届けるテクニックです。デュビアは何でもよく食べる雑食性で、ガットローディングの吸収・保持力が高いとされています。栄養価をさらに高めたいなら、デュビアの餌にラビットフードが最適な理由と与え方のコツを参考に、適切な餌を与えてみてください。

カルシウムとリンの比率(Ca:P比)については、デュビアもコオロギも昆虫全般の特性としてリンが多くなりがちです。どちらを使う場合も、カルシウム剤のダスティング(餌昆虫にカルシウムパウダーをまぶすこと)を合わせて行うことが推奨されています。ダスティングの際は餌昆虫をビニール袋や小さな容器に入れてカルシウムパウダーを振り、全体にまんべんなくまぶすと効率的です。

よくある失敗:栄養偏りで起きたこと

コオロギだけで長期間給餌していたヒョウモントカゲモドキが、半年ほどで尻尾の張りがなくなってきたことがありました。最初は「食欲は落ちていないのになんで?」と首をかしげていたんですが、原因はカルシウム不足だったようです。ダスティングが不十分なまま毎日コオロギを与え続けた結果で、栄養バランスの管理が甘かったと反省しました。

デュビアに切り替えてガットローディングをきちんとするようにしたら、3ヶ月後には体型が戻ってきました。餌昆虫の種類よりも、ガットローディングとダスティングの徹底の方が健康管理に直結すると感じた体験です。

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比較②臭い・鳴き声|生活環境への影響は雲泥の差

餌昆虫を自宅で管理する場合、日常生活への影響は無視できません。特に集合住宅や家族と同居している方には、臭いや鳴き声は切実な問題です。

コオロギの臭いと鳴き声問題

コオロギ飼育の最大のデメリットと言えるのが、強烈な体臭と死骸臭です。コオロギは体から揮発性の有機化合物を分泌するため、ケースを開けると独特の臭いが漂います。さらに、コオロギが死亡すると急速に腐敗が進み、周囲に強烈な臭いを放ちます。大量飼育をしていると、死骸が発生するたびにこの臭いと戦わなければなりません。

もうひとつの問題が鳴き声です。フタホシコオロギの成虫オスは「リリリリ…」と高い音で鳴き続けます。夜行性のため夜中に鳴くことが多く、集合住宅やペット飼育スペースが寝室に近い場合は騒音問題に発展することがあります。

  • 体臭が強い(フェノール・アンモニアなどの揮発性物質)
  • 死骸の腐敗臭が激しい
  • 成虫オスが夜間に鳴く(特にフタホシコオロギ)
  • 大量死が起きると一気に臭い環境になる

デュビアが臭い・鳴き声で圧倒的に有利な理由

デュビアは体臭が非常に少なく、清潔な環境で管理していれば、ケースを開けてもほとんど臭いを感じないことも珍しくありません。また、ゴキブリの一種ですが鳴き声が一切ないため、騒音問題は完全にゼロです。この2点だけで、生活の質が大きく変わります。

「コオロギ臭が服や部屋に染みついてしまった」「夜中のコオロギの鳴き声で家族に怒られた」という経験を持つ飼育者が、デュビアに切り替えてストレスが劇的に減ったという話はよく聞きます。マンション・アパート暮らしの方、同居家族がいる方、就寝スペース近くで管理せざるを得ない方にとって、この差は非常に大きいです。

ただし、デュビアも管理を怠ると臭いが発生します。死骸をこまめに取り除き、ケースを定期的に掃除し、過密飼育を避けることが清潔維持の基本です。

よくある失敗:臭い対策を甘く見ていたら家族から苦情が来た

コオロギを100匹ほど購入して部屋の隅に置いていたとき、3日目に家族から「なんか臭い」と言われました。自分ではもう慣れてしまっていて気づかなかったんですが、来客があると一発でわかるレベルだったようです。それからはコオロギの管理場所を押し入れの奥に変え、密閉できる衣装ケースを二重にして使うようにしたら多少マシになりました。ただ根本的な解決にはならず、結局デュビアに切り替えることにしました。デュビアに変えてからは「なにか臭い」と言われたことは一度もありません。

比較③繁殖のしやすさ|デュビアは「置くだけ繁殖」、コオロギは管理が大変

長期的に餌昆虫を自家供給したいなら、繁殖のしやすさは最重要の比較ポイントです。ここでもデュビアに大きく軍配が上がります。

デュビアの繁殖は「ほったらかし」が基本

デュビアの繁殖は驚くほど簡単です。雌雄を同じケースに入れておくだけで自然に交尾・出産が行われます。デュビアは卵胎生(卵を体内で孵化させ、幼虫の状態で産む)のため、卵の別管理が不要。産まれた幼虫はそのままコロニー内で育っていきます。

繁殖を成功させるための基本条件は以下の通りです。

  • 温度:28〜30℃が最適。低温(20℃以下)だと繁殖が大幅に鈍化する
  • 雌雄比:オス1:メス3〜5の割合が理想的
  • 隠れ家:卵パックや段ボールを重ねて入れると落ち着いて繁殖する
  • 餌と水分:野菜・果物・ラビットフードなど栄養バランスを考えた餌を与える

一度コロニーが安定すれば、日常の管理は「餌やり・水分補給・死骸の除去・掃除」のみ。卵を別管理したり、幼虫をサイズ別に分けたりする手間は基本的に不要です。コロニー確立後は毎月安定した数の幼虫が産まれ続けるため、餌昆虫の継続供給が非常に楽になります。

繁殖を効率よく進めるためには、コロニーの雌雄バランスを把握することが重要です。デュビアのオスとメスの見分け方|幼虫・成虫の判別ポイントを参考に、定期的にコロニーの状態をチェックしてみましょう。

繁殖立ち上げ時の具体的な手順

初めてデュビアのコロニーを作るときは、最低でも成虫メス10匹・成虫オス3〜5匹からスタートするのがおすすめです。これより少ないと繁殖ペースが遅すぎて、なかなか軌道に乗りません。

  1. 30〜60Lの衣装ケースを用意し、内壁の上部にワセリンを薄く塗る(脱走防止)
  2. 卵パックを5〜10枚ほど重ねて隠れ家を作る
  3. 成虫を雌雄合わせて投入し、ラビットフード・野菜くず・小松菜などを与える
  4. 水分補給はゼリーや濡れた野菜で行う(水入れを置くと幼虫が溺れる危険があるので注意)
  5. ケース全体を28〜30℃に保つ。冬場はパネルヒーターの上に置くか、爬虫類用保温器具を活用する

最初の幼虫が産まれるまでに約1〜2ヶ月かかります。気長に待つのがコツで、温度が低いとこの期間がさらに延びます。「全然産まれない」と焦って環境を変えすぎると逆効果なので、温度と湿度だけ確認してあとはそっとしておくのが正解です。

コオロギの繁殖は手間とリスクが多い

コオロギの繁殖は、デュビアと比べるとかなり手間がかかります。卵を産卵床(湿った土やバーミキュライトなど)に産ませ、乾燥やカビに注意しながら管理し、孵化後の幼虫を適切な環境で育てる──この一連のプロセスに経験と手間が必要です。

  • 産卵床の準備・湿度管理が必要
  • 卵のカビ対策・乾燥防止に気を遣う
  • 成虫の寿命が短く(2〜3ヶ月程度)、世代管理が必要
  • 共食いが多く、頻繁な死骸除去が必要
  • 環境変化に弱く、急激な大量死が起きやすい
  • 大量死した際の臭いと処理が大変

特に問題なのが「共食い」と「大量死」です。コオロギはタンパク質が不足すると互いを食べ合い、ストレスが高まると一気に大量死することがあります。大量死が起きると、数百匹分の死骸処理と強烈な臭いへの対処が待っています。安定した供給を維持するには、複数のケースで世代を管理しながら繁殖させる必要があり、初心者にはかなりハードルが高い作業です。

よくある失敗:コオロギの大量死で懲りた話

コオロギを自家繁殖させようと思い、150匹ほど購入してプラスチックケースで飼い始めたことがあります。最初の1週間は元気だったんですが、2週目に入ったあたりから急に死骸が増え始め、3日後にはほぼ全滅していました。原因は蒸れと過密、そして水分補給の不足が重なったことだと思います。全滅した後の処理が本当に大変で、あの臭いと死骸の量にはげんなりしました。それ以来、コオロギの繁殖は諦めて購入に切り替え、並行してデュビアのコロニー立ち上げに集中することにしました。デュビアは一度安定すると滅多に大量死しないので、精神的に楽です。

比較④コスト|購入派はコオロギが安いが、繁殖派はデュビアが断然お得

餌昆虫にかかるコストは飼育を継続する上で重要な要素です。購入する場合と繁殖させる場合では、コスト優位性が逆転します。

購入コストの相場比較

種類・サイズ 1匹あたりの相場 主な入手先
フタホシコオロギ(SS〜S) 5〜10円 ペットショップ・通販
フタホシコオロギ(M〜L) 10〜20円 ペットショップ・通販
デュビア(幼虫・SSサイズ) 10〜30円 通販・爬虫類専門店
デュビア(成虫) 50〜100円 通販・爬虫類専門店

単純な購入コストで比較すると、コオロギの方が安価です。コオロギは大量生産・大量流通されているため、1匹あたりの価格が低く抑えられています。また、コオロギはほぼすべてのペットショップで手に入りますが、デュビアは爬虫類専門店や通販に限られるため入手のしやすさでもコオロギに軍配が上がります。

繁殖コストで逆転するデュビア

しかし長期的な視点に立つと話が変わります。デュビアのコロニーを一度立ち上げてしまえば、追加で購入する必要がほぼなくなります。餌代はラビットフードと野菜くずで月数百円程度、光熱費もパネルヒーター1枚で月100〜200円前後です。

コオロギを毎月100〜200匹購入し続ける場合、月に1,000〜3,000円かかります。1年で換算すると12,000〜36,000円。デュビアのコロニー初期投資(成虫30〜50匹で3,000〜6,000円程度)は3〜6ヶ月で回収できる計算です。飼育頭数が多いほど、デュビアの自家繁殖はコスト面で圧倒的に有利になります。

一方で、飼育しているペットが1〜2匹でそれほど多くの餌昆虫を必要としない場合や、コロニー管理のスペースや手間をかけたくない場合は、少量をその都度購入するスタイルの方が現実的です。自分の飼育規模に合わせて判断しましょう。

比較⑤給餌時の使いやすさ|動きの速さと逃げやすさが現場での差を生む

実際に給餌するときの使いやすさも、日々の飼育における重要な比較ポイントです。餌昆虫が素早く動くほど、給餌の手間とストレスが増します。

コオロギ給餌の現実

コオロギは動きが非常に素早く、ジャンプ力もあります。ケースを開けた瞬間に飛び出してくることがあり、部屋の中に逃げ込まれると捕まえるのが一苦労です。カーペットの下や家具の隙間に入り込んで鳴き続ける……という最悪のシナリオも珍しくありません。

また、コオロギをペットのケージに入れた後、食べ残しが出た場合も問題です。コオロギは空腹になると爬虫類を噛むことがあります。特に脱皮直後の個体や弱っている個体には危険で、見ていない間に傷を負わせてしまうケースがあります。給餌後はケージ内に残っているコオロギをすべて取り出す必要があり、この作業も手間がかかります。

デュビアはゆっくりで逃げにくい

デュビアはコオロギほど素早くなく、ジャンプもしません。ピンセットでつかみやすく、ケージから逃げ出した際も動きが遅いためすぐに捕まえられます。また、ツルツルした面を登れないため、プラスチックのケージに入れておくだけで自然に出られなくなります。

食べ残しについても、デュビアはコオロギのように爬虫類を積極的に噛むことがほとんどありません。ケージ内に残しておいても比較的安心で、特に就寝前の給餌でも「噛まれていたらどうしよう」という不安が少ないです。もちろん過剰に食べ残しが出た場合は取り出す方が衛生的ですが、神経質になりすぎずに済みます。

小型ペットへの給餌はコオロギの方が向いている場合も

ただし、デュビアが使いにくい場面もあります。体長2〜3cm以下の小型ヤモリや幼いカエルに対しては、デュビアの幼虫(SSサイズ)でも大きすぎることがあります。コオロギはSSサイズのものが豊富に流通しているため、超小型の個体への給餌にはコオロギの方が選択肢が広いのは事実です。

また、アマガエルのように動くものにしか反応しないペットの場合、動きが鈍いデュビアよりもコオロギの方が食いつきがよいこともあります。ピンセットで揺らすなどの工夫で改善できることもありますが、個体によってはデュビアを餌と認識しないこともあるため注意が必要です。

給餌前のひと手間で変わる:ガットローディングのやり方

どちらの餌昆虫を使う場合も、給餌前のガットローディングは健康維持に直結します。手間をかけるなら、ここにかけた方が圧倒的に効果的です。

デュビアのガットローディングに向いている食材

  • ラビットフード(チモシー主体のもの。ペレットタイプが扱いやすい)
  • 小松菜・チンゲン菜・ケール(カルシウムが多め)
  • にんじん・かぼちゃ(ビタミンA・βカロテン補給)
  • リンゴ・バナナ(糖分と水分の補給)

シュウ酸を多く含むほうれん草やキャベツはカルシウム吸収を妨げる場合があるため、メインの餌には向きません。玉ねぎやネギ類は有害なので絶対に与えないようにしましょう。

ガットローディングは給餌の24〜48時間前から行うのが効果的です。それ以上前に食べたものは消化されてしまい、ペットに届く栄養が減ります。逆に直前すぎると昆虫の消化管に十分吸収される前に与えることになるため、このタイミングがちょうどいいです。

ダスティングの正しいやり方

ガットローディングと合わせて行いたいのがカルシウムのダスティングです。やり方は簡単で、餌昆虫を小さなプラスチック袋や紙コップに入れ、カルシウムパウダーを少量振りかけて全体にまぶすだけ。まぶしすぎると昆虫が苦しそうに動き回るので、うっすら白くなる程度が適量です。

カルシウム剤にはビタミンD3入りとD3なしの2種類があります。UVBライトを使用している飼育環境ではD3なしを、UVBなし環境ではD3入りを選ぶのが基本です。D3の過剰摂取は内臓に悪影響を与えるため、週に1〜2回の頻度でD3入りを使い、その他の給餌ではD3なしカルシウムを使うというローテーションが一般的に推奨されています。

まとめ:どちらを選ぶべきか?飼育スタイル別おすすめ

デュビアとコオロギ、それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。

比較項目 デュビア コオロギ
栄養価 ◎(タンパク質・消化吸収に優れる) ○(バランスは良好)
臭い ◎(ほぼ無臭) △(強烈な場合あり)
鳴き声 ◎(鳴かない) △(夜間に鳴く)
繁殖しやすさ ◎(ほったらかしでOK) △(手間・リスクが多い)
購入コスト △(やや高め) ◎(安価・入手しやすい)
繁殖コスト ◎(長期で圧倒的に安い) △(大量死リスクあり)
給餌のしやすさ ◎(動きが遅く逃げにくい) △(素早い・噛む危険あり)
小型ペットへの対応 △(SSサイズの流通が少ない) ◎(サイズが豊富)

デュビアがおすすめな人

  • 集合住宅・同居家族がいて臭いや鳴き声が気になる
  • 飼育頭数が多く、安定した餌の供給が必要
  • 長期的にコストを抑えたい
  • 繁殖の手間を最小限にしたい
  • 給餌作業を手軽にしたい(逃げにくい・噛まない)

コオロギがおすすめな人

  • 飼育頭数が少なく、都度購入で十分な人
  • 小型・幼い個体への給餌が必要(SSサイズが必要)
  • 近所にペットショップがあり、すぐに入手したい
  • 動くものにしか反応しないペットを飼っている

最終的には、飼育しているペットの種類・サイズ・頭数、そして自分の生活環境に合わせて選ぶのが一番です。ひとつの答えが全員に当てはまるわけではありませんが、長期的に爬虫類・両生類を飼い続けることを考えているなら、デュビアのコロニー立ち上げを検討する価値は十分にあります。

まずは少量からデュビアを購入して給餌の感触を試してみて、気に入ったらコロニー立ち上げに挑戦──というステップが無理なく始めやすい方法です。デュビアの世界、意外と奥深くて面白いですよ。

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