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「デュビアを繁殖させてみたいけど、ゴキブリって管理が難しそう…」「コオロギより臭いが少ないって聞いたけど、本当に初心者でもできるの?」そんな不安を抱えている爬虫類・両生類オーナーは多いはずです。
デュビアは、フトアゴヒゲトカゲ・レオパ・カメ・ヤモリ・カエルなど、多くの爬虫類・両生類にとって理想的な生き餌です。コオロギのようにうるさく鳴くことなく、臭いも比較的少なく、栄養価も高い。しかも繁殖させれば餌代を大幅に節約できます。
この記事では、デュビア繁殖を完全制覇するための基礎知識から実践的なコツまで、初心者にもわかりやすく解説します。道具の揃え方・温湿度管理・繁殖サイクル・餌の与え方・よくある失敗と対処法まで、これ一記事で全部わかります。デュビア飼育を始めたばかりの方も、繁殖がうまくいかずに悩んでいる方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
「デュビアの繁殖、思った通り増えない…」「いい餌のあげ方を知りたい」──そんなあなたへ。本記事は、デュビア繁殖歴5年の実体験と失敗例をもとに、本当に再現性のある方法だけを徹底解説します。
デュビア飼育の全体像はデュビアカテゴリもどうぞ。
デュビアとは?爬虫類飼育者に選ばれる理由
デュビア(学名:Blaptica dubia)は、南米ブラジルを中心に分布するゴキブリの一種です。「デュビアゴキブリ」とも呼ばれますが、日本の家庭に生息するゴキブリとは全く別の生き物で、繁殖力・臭い・動きの速さなどあらゆる面でペット飼育向きの特性を持っています。
デュビアの基本情報と生態
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Blaptica dubia |
| 成体サイズ | オス約3.5〜4cm、メス約4〜4.5cm |
| 寿命 | オス約12ヶ月、メス約18〜24ヶ月 |
| 繁殖形態 | 卵胎生(体内で卵を孵化させ幼虫を産む) |
| 産仔数 | 1回あたり20〜35匹 |
| 産仔間隔 | 約60〜70日(温度により変動) |
| 成虫になるまで | 約4〜6ヶ月 |
| 食性 | 雑食性(草食傾向強め) |
デュビアの最大の特徴は「卵胎生」であることです。コオロギのように卵を土に産むのではなく、メスが体内で卵を育てて、ある程度成長した幼虫として産みます。そのため卵の管理が不要で、幼虫が生まれた瞬間から元気に動き回るという利点があります。
また、デュビアは平らで滑らかな垂直面を登ることができません。これは飼育管理において非常に大きなメリットで、脱走リスクが低く、プラスチックのケースを使えばほぼ完全に封じ込めることができます。動きもコオロギほど素早くないため、給餌のときにパニックになることも少なく、爬虫類初心者のオーナーからも扱いやすいと好評です。
コオロギと比較したときのメリット
爬虫類の生き餌としてよく使われる昆虫には、コオロギ・デュビア・ミルワームなどがあります。中でもデュビアがコオロギより優れている点は非常に多く、一度使い始めると手放せなくなる飼育者が続出しています。
- 鳴き声がない:コオロギは特にオスが鳴くため、集合住宅では近隣への影響が心配です。デュビアは鳴き声を出しません。夜中も静かで安心です。
- 臭いが少ない:コオロギは独特の強い臭いを出しますが、デュビアは餌や糞の管理をきちんとすれば臭いをかなり抑えられます。
- 脱走しにくい:滑面を登れないため脱走リスクが低いです。コオロギは隙間から逃げやすく、家の中で大量発生するリスクがあります。
- 共食いが少ない:コオロギは弱った個体を共食いしやすいですが、デュビアは比較的穏やかで大量死が起きにくいです。
- 栄養価が高い:デュビアはタンパク質・脂質のバランスが優れており、ガットローディング(餌に栄養を含ませること)も容易です。
- 長寿命で管理が楽:コオロギは短命で管理が手間ですが、デュビアは寿命が長く、日々の手間が少なくて済みます。
コオロギも餌昆虫として優秀ですが、デュビアはより管理しやすい点で多くの飼育者から支持されています。コオロギの繁殖方法についてはヨーロッパイエコオロギの繁殖方法|初心者でも失敗しない完全ガイドもあわせて参考にしてみてください。
デュビア繁殖に必要な道具を完全リスト化
デュビアの繁殖を始めるにあたって、特別な道具は必要ありません。比較的安価に揃えられるアイテムばかりです。ここでは必要な道具をリスト化し、選び方のポイントも合わせて解説します。
飼育ケースの選び方
デュビアの飼育には、蓋付きのプラスチックケース(衣装ケース)が最もよく使われます。選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- サイズ:50匹以下なら30L程度、100匹以上なら60L以上が目安。繁殖を目指す場合は最初から大きめを選んでおくと後々楽です。
- 素材:半透明か不透明のプラスチックが最適。デュビアは暗い場所を好むため、光を遮断しやすい素材が向いています。
- 蓋:しっかりした蓋付きのものを選びましょう。ただし通気性も必要なので、蓋に穴を開けてメッシュを貼るか、通気口のある蓋を使います。
- 内壁の滑らかさ:内壁が滑らかなポリプロピレン製のものを選べば、デュビアが登ってきません。
注意点として、ケースの通気性が悪いと湿気がこもってカビが発生し、デュビアが大量死することがあります。必ず通気口を確保してください。また、蓋にはメッシュやネットを貼り付けて換気しながらも虫が逃げないようにするのがポイントです。
僕が最初に使ったのは、ホームセンターで買った容量45Lの衣装ケースです。蓋の中央を四角くくり抜いて、100円ショップで買った園芸用の細かい防虫ネットをガムテープで貼り付けました。これだけで通気性はばっちりで、デュビアが上に出てくることもなく快適に使えています。
シェルター(隠れ家)の重要性
デュビアは隠れることを好む昆虫です。シェルターがないと常にストレスを受け、繁殖効率が著しく低下します。最もコスパが高いシェルターは、スーパーや100円ショップで手に入る「紙製の卵パック」です。
- 卵パックを縦に立てて積み重ねるように配置すると、デュビアが隙間に入り込み、密度高く生活できます。
- 紙製は通気性があり、デュビアの糞尿を吸収する効果もあります。プラスチック製より紙製が断然おすすめです。
- 定期的に交換することで衛生状態を保てます。2週間〜1ヶ月に一度を目安に新しいものと交換しましょう。
- シェルターの量はケース内の7〜8割を埋めるくらいで十分。多ければ多いほど安心して繁殖活動に集中できます。
卵パック以外にも、段ボールを折り畳んだものや、紙製のハニカム素材(ハチの巣状の紙)も使えます。どれも安価で手に入るので、状況に応じて使い分けてみてください。
保温器具の選び方
デュビアは熱帯出身のため、日本の常温(特に冬場)では活性が下がり、繁殖が止まってしまいます。適切な保温が繁殖成功の大前提です。
- パネルヒーター:最もよく使われる保温方法。ケースの下や側面に設置し、ケース全体を温めます。出力が18〜45Wのものをケースサイズに合わせて選びましょう。
- 暖突(ダントツ):ケース上部から熱を放射するタイプ。パネルヒーターと組み合わせて使うとムラなく温められます。
- サーモスタット:温度を自動調整してくれる機器。過加熱によるデュビアの死を防ぐためにも、可能であれば使用することを強くおすすめします。
保温方法の詳細については失敗しないデュビア繁殖マニュアル|温度管理と産卵を完全攻略する方法でも詳しく解説しています。ぜひあわせてご確認ください。
温度と湿度の管理——繁殖成功のカギはここにある
デュビア繁殖において、温度管理は最も重要な要素のひとつです。温度が低すぎると活性が落ち繁殖が止まり、高すぎると個体が弱ってしまいます。温度と湿度の適切な管理ができれば、繁殖は自然と進んでいきます。
理想の温度と繁殖スピードの関係
デュビアが最も活発に繁殖するのは、28〜32℃の環境です。この温度帯を維持することで、産仔間隔が短くなり、幼虫の成長も早まります。
| 温度帯 | 活性の状態 | 産仔間隔の目安 |
|---|---|---|
| 20℃以下 | ほぼ停止 | 繁殖しない |
| 23〜25℃ | 低活性 | 90〜120日以上 |
| 26〜28℃ | 普通 | 70〜90日 |
| 28〜32℃ | 活発(最適) | 60〜70日 |
| 35℃以上 | 危険域 | 熱死のリスクあり |
夏場は自然に温度が上がるため問題ないことが多いですが、冬場は保温器具が必須です。特に夜間に急激に気温が下がる場合は、タイマーではなく24時間通電のヒーターを使いましょう。
温度計はケース内に設置し、毎日確認する習慣をつけましょう。特に季節の変わり目は温度変化が大きいため注意が必要です。デジタル温湿度計を使えば温度と湿度を同時に管理できて便利です。
湿度管理の注意点
デュビアは高湿度に弱いです。湿度が高すぎるとカビが発生し、ダニが湧き、最終的にデュビアが全滅することがあります。適切な湿度は40〜60%が目安です。
- 水分補給は「昆虫ゼリー」や「野菜」から与えましょう。水皿を設置すると溺死する個体が出るため、直接水を置くのは避けてください。
- 通気性の確保が最大の湿度対策です。蓋に十分な通気口を設けることで、湿気がこもりません。
- 糞や食べ残しは定期的に取り除き、ケース内を清潔に保ちましょう。有機物の蓄積は湿度上昇とカビ発生の原因になります。
- 夏場の多湿環境では、除湿剤を近くに置いたり、エアコンの除湿機能を活用するのも有効です。
デュビアの繁殖サイクルと増やし方のコツ
デュビアの繁殖は一度軌道に乗れば非常にスムーズです。ここでは繁殖を成功させるための具体的な知識と、効率的に増やすためのコツを解説します。
オス・メスの見分け方
デュビアの繁殖にはオスとメスの両方が必要です。成虫になると外見で簡単に見分けられます。
- オス:翅(はね)があり、背中をほぼ覆っています。体が細めで、翅を広げようとすることがありますが、実際には飛べません。
- メス:翅がほとんどなく(痕跡程度)、背中が露出しています。体がずんぐりとしていて、腹部が大きく丸みを帯びています。
成虫になるまでの幼虫の段階では判別が難しいですが、成長するにつれて徐々に翅の有無がわかってきます。最終脱皮から2〜3日で外見が安定し、雌雄の区別がはっきりします。幼虫期のうちから区別しようとすると難しいので、成虫になるまで待つのが確実です。
繁殖コロニーの作り方と理想の比率
繁殖コロニーを作るには、オスとメスの比率を意識することがポイントです。デュビアはオス1匹に対してメス3〜5匹が理想的な比率とされています。
理由はシンプルで、オスが多すぎるとオス同士の争いが起きやすくなり、メスが交尾のストレスを受けすぎて繁殖効率が下がることがあります。逆にメスが多いほど産仔数が増え、コロニー全体の個体数も伸びやすくなります。
- スタートの目安:成虫オス10匹・成虫メス30〜50匹
- この規模から始めると、2〜3ヶ月後には幼虫が生まれ始め、半年後には安定したコロニーが築けます。
- 余剰のオスはレオパやフトアゴへの餌として使ってしまって構いません。メスは大切に残して繁殖に使いましょう。
購入時点では幼虫しか手に入らないことも多いです。その場合は成虫になるまで4〜6ヶ月かかりますが、幼虫の段階でも少しずつ餌として使いながら様子を見るのが現実的なやり方です。
産仔のサインと幼虫の管理
メスのデュビアが産仔に近づくと、腹部がぷっくりと丸くなります。このタイミングをしっかり観察しておくと、幼虫が生まれたときに気づきやすくなります。
生まれたばかりの幼虫(ニンフ)は白くて小さく、1〜2mmほどの大きさです。数日で体色が茶色に変わり、活発に動き始めます。この段階では特別な対応は必要なく、成虫と同じケースで問題なく育ちます。
ただし、ニンフは非常に小さいため、大きな穴のある通気口から脱走することがあります。産仔が近づいたら通気口のメッシュを細かいものに変えておくと安心です。
デュビアの餌と栄養管理——ガットローディングで餌の質を上げる
デュビアを爬虫類に与えるとき、デュビア自身の栄養状態がそのまま爬虫類の栄養になります。だからこそ、デュビアに何を食べさせるかがとても重要です。これを「ガットローディング」と呼びます。
ガットローディングとは
ガットローディングとは、餌昆虫に栄養価の高い食べ物を与えて、その昆虫を爬虫類に与えることで、間接的に爬虫類へ栄養を届ける方法です。デュビアは雑食性で食べるものの幅が広く、ガットローディングがしやすい昆虫として知られています。
給餌の24〜48時間前から、栄養価の高い食べ物をデュビアに与えておくと効果的です。消化管に栄養が満たされた状態で爬虫類に食べてもらうことで、栄養の吸収効率が大幅に上がります。
おすすめの餌一覧
デュビアに与えると特に効果的な食材をまとめました。
| 食材 | 栄養的メリット | 備考 |
|---|---|---|
| 小松菜 | カルシウム・ビタミンA | 水分も補給できる。毎日与えてOK |
| にんじん | ビタミンA・β-カロテン | 好んで食べる。生のまま薄切りに |
| かぼちゃ | ビタミンE・食物繊維 | 柔らかくして与えると食べやすい |
| さつまいも | ビタミンC・カリウム | 生でも加熱でも可 |
| ドッグフード(無添加) | タンパク質・ミネラル | タンパク質強化に。ふやかして与える |
| 昆虫用ゼリー | 水分補給・糖分 | 溺死防止にも有効。手軽でおすすめ |
| 大麦若葉(粉末) | 総合ビタミン・ミネラル | 野菜と混ぜると手軽にガットローディング |
一方で、与えてはいけない食材もあります。ネギ・玉ねぎ・にんにく・アボカドは毒性があるため絶対にNGです。塩分の高いものや、添加物の多い加工食品も避けましょう。
食べ残しは翌日には取り除いてください。腐った食材がケース内に残ると湿度が上がり、カビやダニの温床になります。「少なめに与えて残さず食べてもらう」くらいの量がちょうど良いです。
カルシウム添加について
デュビア単体ではカルシウムとリンのバランスが必ずしも理想的ではありません。そのため、爬虫類に与える直前にデュビアへカルシウムパウダーをまぶす「ダスティング」も行うと、より効果的です。カルシウムパウダーはレプタイルフードコーナーで手軽に入手できます。週に2〜3回ダスティングを行うことで、爬虫類のくる病予防にもつながります。
僕がやらかした失敗談——こうすれば防げた
理屈を知っているのと実際にうまくいくのは別の話です。ここでは僕が実際に経験した失敗と、どうやって改善したかを正直に話します。同じ轍を踏まないための参考にしてください。
失敗① 最初のケースが小さすぎた
繁殖を始めたとき、「最初は様子見で」と思って20Lの小さいケースを選びました。当初は30匹くらいだったので余裕があったんですが、2〜3ヶ月で幼虫が生まれ始めて一気に手狭になりました。
狭いケースに個体が密集すると、ストレスで弱る個体が出てくるし、温度も上がりやすくなります。食べ残しや糞も溜まりやすくてケア頻度が上がる一方でした。
改善策:最初から60L以上の衣装ケースを使う。「今の個体数」ではなく「半年後の個体数」を想定してサイズを選ぶのが正解でした。
失敗② 通気口が狭くてカビ地獄になった
蓋に開けた穴が小さすぎて、ケース内の湿度がずっと70%を超えていました。気づいたときには卵パックにカビが生えており、デュビアが数十匹死んでいました。
特に夏場はデュビアの呼吸と野菜の水分で湿度が急上昇します。「ちょっと穴が小さいかな」くらいでは全然ダメで、蓋の面積の30〜40%は通気口にするくらいの気持ちでいたほうがいいです。
改善策:蓋を大きく切り抜いて防虫ネットを張った。それだけで湿度が50%前後に安定し、カビも出なくなりました。
失敗③ 冬に保温をサボって繁殖が止まった
「秋口だからまだ大丈夫だろう」と油断してパネルヒーターの設置を後回しにしていたら、ある朝ケース内の温度が19℃まで下がっていました。デュビアはほとんど動かなくなり、1ヶ月以上産仔の気配がなくなりました。
一度活性が落ちると、温度を戻しても回復するまでに数週間かかります。繁殖コロニーが止まっている間も餌は必要で、ロスのほうが大きくなってしまいました。
改善策:10月に入ったらすぐに保温器具を導入する。気温が下がり始める前に対策するのが鉄則です。サーモスタットを使えば設定温度を超えたら自動で切れるので、夏の過加熱も防げて一石二鳥でした。
失敗④ 餌の食べ残しを放置してダニが湧いた
忙しくて3日ほど放置した結果、にんじんの切れ端が腐ってダニが大量発生しました。白くて小さいダニがケース内を覆う光景は、なかなかのインパクトがあります。
ダニはデュビア自体を直接殺すわけではないですが、デュビアに付着して爬虫類に移ることがあり、爬虫類にとっては大きなストレスになります。
改善策:食べ残しは翌日に必ず取り除く。昆虫ゼリーを主な水分源にすることで腐りにくくなり、ダニの発生リスクも下がりました。忙しいときはゼリーだけにしておくのが安全です。
僕のデュビア飼育、正直な話
正直に言うと、デュビアを初めて見たときは「ゴキブリじゃん」と思って腰が引けました。爬虫類は好きでも、餌のゴキブリを自分で管理するというのは、最初はちょっとした壁でした。
でも実際に触ってみると、デュビアはイエゴキブリと全然違う。動きがゆったりしていて、逃げ回ることもなく、手に乗せても普通に歩き回るだけ。においも、きちんと管理していればほとんど気になりません。見た目のインパクトに対して、実際の扱いやすさのギャップが大きかったです。
繁殖が軌道に乗ってからは、毎週末にケースを確認して餌を補充するだけ。作業時間にすれば10〜15分程度です。それで毎月何十匹もの幼虫が生まれて、爬虫類の餌代がほぼゼロになる。コスパとしては最高だと感じています。
一番嬉しかったのは、繁殖が軌道に乗ってから飼っているフトアゴに毎日デュビアを与えられるようになったこと。購入していたときは「高いし多くあげられないな」と思っていたけど、繁殖してからは気前よく給餌できるようになって、フトアゴの食いつきも明らかに良くなりました。
デュビアの飼育は、最初の「壁」さえ越えてしまえば、本当に手間のかからない昆虫です。ちょっとだけ勇気を出して始めてみることで、爬虫類飼育の質が一段上がると思います。
よくある質問(Q&A)
Q. デュビアは日本で飼育しても法律的に問題ない?
A. デュビア(Blaptica dubia)は、現時点では特定外来生物や規制対象昆虫には指定されていません。ただし自然界への放出は絶対にNGです。万が一ケースから脱走させてしまった場合も、速やかに回収するよう心がけてください。
Q. 何匹から始めるのがおすすめ?
A. 成虫のオス10匹・メス30匹程度からスタートするのが理想的です。少なすぎると近親交配が進みやすく、個体が弱くなることがあります。予算が限られている場合は幼虫50〜100匹からでも始められますが、餌として使えるサイズになるまで4〜6ヶ月かかることは覚悟しておきましょう。
Q. デュビアが全然食べない。拒食しているのかも?
A. 温度が低い、ケースが明るすぎる、個体が弱っている、などが原因として考えられます。まず温度が28℃以上あるかを確認してください。次にケースの場所が常に明るい場所にないかをチェックし、できれば暗い棚の中などに移動させてみましょう。
Q. 臭いが気になる。どうすれば改善できる?
A. 食べ残しと糞の蓄積が臭いの主な原因です。2週間に一度はケースの底に溜まった糞を取り除き、卵パックも交換しましょう。また、水分の多い野菜を大量に与えすぎると腐敗が早まるので、量を控えめにして昆虫ゼリーを活用するのも効果的です。
Q. デュビアを与えていい爬虫類・両生類は?
A. フトアゴヒゲトカゲ・レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)・クレステッドゲッコー・アオジタトカゲ・ヤモリ類・カエル類・カメレオン・一部のカメ類など、昆虫食・雑食の爬虫類・両生類に広く使えます。サイズは「爬虫類の頭の1/3以下」を目安に選んでください。
まとめ——デュビア繁殖は難しくない
デュビアの繁殖をまとめると、押さえるべきポイントはシンプルです。
- ケースは大きめを選び、通気口をしっかり確保する
- 温度は28〜32℃をキープする(冬は特に注意)
- 湿度は40〜60%に抑え、食べ残しは翌日に片付ける
- オス1:メス3〜5の比率でコロニーを作る
- ガットローディングで餌の栄養価を上げる
最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、一度軌道に乗れば本当に手間がかかりません。月に数回のメンテナンスだけで、安定した餌昆虫の供給体制が整います。
爬虫類飼育のコストを下げたい方、コオロギの鳴き声や臭いに悩んでいる方、まずは少数からデュビアの繁殖チャレンジを試してみてください。最初のコロニーが安定したときの達成感は、なかなかのものですよ。
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