
※本記事にはアフィリエイトリンク(広告)が含まれます。
爬虫類を飼い始めたとき、餌昆虫の種類の多さに戸惑う人が多いと思います。デュビア、コオロギ、ミルワーム、ワラジムシ、ハニーワーム、レッドローチ……それぞれに長所と短所があり、飼っている爬虫類の種類や自分の生活環境によって最適解が変わります。ショップで4年間様々な餌昆虫を扱ってきた経験から、選び方の基準をまとめました。このページを読めば、どの昆虫が自分に合っているか判断しやすくなると思います。
「デュビアの繁殖、思った通り増えない…」「いい餌のあげ方を知りたい」──そんなあなたへ。本記事は、デュビア繁殖歴5年の実体験と失敗例をもとに、本当に再現性のある方法だけを徹底解説します。読了後、あなたのコロニーは数ヶ月以内に確実に増えるはずです。
デュビア飼育の全体像を知りたい方はデュビアカテゴリ一覧もどうぞ。
餌昆虫の種類と特徴概要
主要な餌昆虫の特徴を整理します。それぞれの昆虫には固有の強みと弱みがあります。
- デュビア:臭いが少なく逃げにくい。タンパク質が高く脂肪が少ない。繁殖サイクルは長めだが管理は楽。自家繁殖するとコスパが圧倒的に良くなります。室内管理に最も向いている餌昆虫だと感じています。
- フタホシコオロギ:動きが活発で爬虫類の食欲を刺激しやすい。栄養価も高い。臭いと鳴き声が最大の難点です。繁殖は比較的しやすいが死亡率も高く、毎週のように補充が必要なことも多かったです。
- ヨーロッパイエコオロギ(イエコ):フタホシより小型で柔らかい体。小型爬虫類・幼体に向いています。鳴き声が小さく管理しやすい面もあります。ただし非常に脆弱で、死亡率がフタホシより高い傾向があります。
- ミルワーム:入手しやすく安価。ホームセンターでも購入できます。ただし脂肪分が高く偏食になりやすいため主食には不向きです。おやつ的な位置付けで週1〜2回程度使うのが基本だと思います。
- ワラジムシ:爬虫類だけでなくカエルやトカゲにも人気。繁殖は簡単で臭いもほぼなく、ケース内で生き続けるため食べ残しの腐敗リスクが低い。カルシウム含有量が高いので与えすぎには注意が必要です。
- ハニーワーム:脂肪分が非常に高い。拒食時や体重を増やしたいときに限定して使うのがいいと思います。その食いつきの良さは別格で、拒食の緊急時に使える切り札的な存在です。ただし主食にするのはやめた方がいいです。
- レッドローチ:デュビアと同じゴキブリの仲間。動きが速く壁を登れるので脱走リスクが高い。栄養バランスは良好で、デュビアより動きが活発なため食欲刺激になります。経験者向けの選択肢だと思います。
どの昆虫を選ぶかは「爬虫類の種類」「自分の管理能力」「コスト」の3つで決まります。それぞれの詳細を以下のセクションで解説します。
デュビア vs コオロギ:どちらを選ぶべきか
餌昆虫の二大巨頭がデュビアとコオロギです。どちらを選ぶかで管理の手間もコストも大きく変わります。飼育環境と生活スタイルによって向き不向きがある印象です。
デュビアが向いているケース
- 室内(特にマンション・賃貸)で管理したい。臭いと鳴き声が問題になる環境にはデュビアが向いていると思います。
- 長期的にコストを下げたい。自家繁殖を前提とすれば、1〜2年で餌代がほぼゼロになります。
- 複数の爬虫類に毎日給餌している。管理が簡単なデュビアなら大量管理もしやすい。
- フトアゴやレオパなど、昆虫食メインの種を飼っている場合。デュビアのサイズ感がちょうど合います。
コオロギが向いているケース
- 拒食中の爬虫類に食欲を刺激させたいとき。コオロギの活発な動きは食欲を刺激します。
- 小型の爬虫類や幼体に適したサイズが必要。イエコの幼虫はSSサイズまで小さくなります。
- すぐに入手できる環境がある。ホームセンターでも買えるアクセスのしやすさが利点です。
- 繁殖コロニーを維持する手間を省きたい場合。都度購入するスタイルならコオロギのほうが入手しやすいです。
実際には両方を使い分けるのがいいと思っています。日常の主食はデュビア、食欲が落ちたときや気分転換にコオロギ、という使い方が多くの飼育者に支持されています。コオロギを常用すると臭いと死亡率の問題が続きますが、たまに使う程度ならデメリットを最小化できます。
実際にやってしまった失敗談:コオロギだけで管理しようとした時期
飼い始めた最初の半年間、コオロギだけで運用しようとしていた時期があります。近所のホームセンターで買えるし、爬虫類がよく食べてくれるから最初はうまくいっていたんです。でも問題が続出しました。
まず、死亡率が思ったよりずっと高かった。100匹購入しても、1週間後には半数近くが死んでいることが何度もありました。死骸を毎日取り除く作業が地味に大変で、腐敗による臭いも合わさってケース周りがすごく不衛生になっていきました。さらに脱走したコオロギが夜中に鳴きだして、家族から苦情を受けたこともあります。
結局「コスト削減のためにコオロギを大量購入→半分死ぬ→また購入」というループに入ってしまい、実際には全然コスト削減になっていませんでした。デュビアに切り替えてからはその悩みがほぼなくなったので、最初からデュビアにしておけばよかったと今でも思っています。
- デュビアとコオロギを徹底比較:栄養素・管理コスト・飼育難易度の詳細比較。どちらが自分に向いているかを判断するための記事です。数値データも含めて比較しているので参考にしてもらえたらと思います。
- デュビアの飼育方法と最適な温度・餌の完全ガイド:デュビアを選んだ人向けの基本飼育記事。最初に読んでおくと後が楽になります。
コオロギの種類と繁殖方法
コオロギを使う場合、フタホシとイエコのどちらを選ぶかも重要な判断です。用途によって使い分けることで、それぞれのメリットを活かせます。
フタホシコオロギ(Gryllus bimaculatus)は体が大きく動きが活発です。成虫で2〜3cm程度になるため、フトアゴやアオジタなどの中型以上の爬虫類に向いています。タンパク質含有量が高めで栄養的に優秀。ただし鳴き声が非常に大きく、夜間に特に響きます。臭いも強く、管理場所によっては苦情になるレベルです。脱走すると鳴き声で居場所がわかりますが、見つけにくい場所に入り込むと厄介です。
ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)は小型で柔らかい体が特徴です。幼体やカナヘビなどの小型種に向いています。鳴き声はフタホシより小さく、臭いも比較的少ない。ただし非常に脆弱で死亡率が高く、輸送ストレスや温度変化で大量死することがあります。大量購入しても短期間で死ぬことが多いため、少量を頻繁に購入するか自家繁殖が必要です。
コオロギ繁殖で気をつけるべきポイント
コオロギを自家繁殖させる場合、いくつか注意点があります。産卵床は湿らせた土やバーミキュライトをプラケースに3〜5cmほど入れたものが基本です。産卵後は卵床を別ケースに移して単独管理するのがポイントで、成虫と一緒にしておくと卵が踏み荒らされることがあります。
孵化後の幼虫は非常に小さく(1〜2mm程度)、蒸れに弱いです。通気性を確保しながら28〜32℃程度の温度を維持すると孵化率と成長速度が安定します。餌は昆虫ゼリーと乾燥した野菜粉末(ニンジン粉など)の組み合わせが扱いやすい。水分補給にはゼリーが最適で、水皿を入れると幼虫が溺れることがあるので注意してください。
フタホシとイエコを同じケースで管理するのは避けた方がいいです。競合してイエコが弱ることが多いですし、繁殖管理が複雑になります。
- コオロギ繁殖の完全ガイド:コオロギを自家繁殖させるための基礎から応用まで解説しています。産卵床の作り方・孵化の管理・成長期の餌まで一通り解説。
- ヨーロッパイエコオロギの繁殖方法:イエコに特化した繁殖管理の解説記事。デリケートなイエコを安定して繁殖させるためのポイントをまとめています。
- フタホシコオロギの繁殖方法:フタホシの産卵・孵化・育成まで詳しく解説。臭いと鳴き声の対策方法も含めて説明しています。
ミルワーム・ワラジムシ・その他の昆虫
デュビアとコオロギ以外の餌昆虫も、使い方次第で非常に役立ちます。それぞれの特性を理解して上手に組み合わせるといいと思います。
ミルワーム(ゴミムシダマシの幼虫)はチャームやAmazonでも購入できる最も入手しやすい餌昆虫です。冷蔵庫で保管できるため管理が簡単で、臭いもほぼありません。しかしカルシウム・タンパク比が悪く、脂肪分が約30%と高いため、主食として使い続けると脂肪肝や骨代謝の問題が出やすい。おやつとして週1〜2回程度の補助的な使用が理想だと思います。また腸の詰まりリスクがあるため幼体への大量給餌は避けた方が無難です。
ミルワームの保管は5〜10℃の冷蔵庫が基本です。この温度帯では代謝が落ちてさなぎへの変態が遅れるため、幼虫のまま長期保管できます。ただし完全に代謝を止めることはできないので、2〜3週間に一度は常温に出してふすまや乾燥野菜くずで少し餌を与えてあげると死亡率が下がります。購入直後に全部冷蔵庫に入れて放置したら3週間後に半分近くが死んでいた、という失敗を最初の頃にやりました。こまめな確認が必要です。
ワラジムシ(ダンゴムシに近い甲殻類)はここ数年で急速に人気が出た餌昆虫です。乾燥に強く、生命力が高い。飼育容器内で生き続けるため食べ残しの腐敗リスクが低いのも大きな利点です。カルシウム含有量が高いので、ダスティングの頻度を調整した方がいいです。繁殖は非常に簡単で、適切な環境を作れば放置しても増え続けます。
ワラジムシのコロニーを作る場合は、プラスチック製の衣装ケース(30L程度)に腐葉土を5〜8cm敷いて、落ち葉や木の皮を隠れ家として入れます。餌はカボチャやニンジンの切れ端で十分。湿度は高めを好みますが、過湿でカビが生えると一気に数が減ることがあります。通気性を確保しながら湿度を保つバランスがポイントです。繁殖に成功すると数ヶ月後には数百〜数千匹規模のコロニーになっているので、爬虫類だけでなくカエルやトカゲ全般の餌として活躍します。
ハニーワーム(ハチミツガの幼虫)は最後の切り札として持っておくといいと思います。脂肪分が非常に高く(40〜50%)、拒食中の爬虫類でも食いつくことが多い。しかし常用すると肥満になります。「どうしても食べない」「体重が危険なほど落ちている」という緊急時に限定して使うのが基本です。与える際はサイズが爬虫類の頭の幅以下であることを確認しておくといいです。
ハニーワームは常温で1〜2週間程度保管できます。14〜20℃程度の涼しい場所が理想で、冷蔵庫だと低温で動きが鈍くなりすぎて爬虫類が認識しにくくなることがあります。与える前に常温に戻してから動きを確認するといいです。
レッドローチ(Turkestan cockroach)はデュビアと似た栄養価を持ちながら、動きが速くて壁を登れます。爬虫類の捕食本能を強く刺激しますが、脱走リスクが非常に高いため管理には注意が必要です。床や壁を這い回るため、脱走した場合の回収が難しい。経験者向けの選択肢です。
レッドローチを使う場合は、ケースに蓋がしっかり閉まること、接触面にワセリンやテフロンスプレーを塗って登れないようにすることが必須です。それでも脱走ゼロにはできないので、ケースを置く部屋は窓を開けっぱなしにしないなどの対策もセットで考えておくといいと思います。
- ミルワームの飼育方法と繁殖:コスパ重視の人向けのミルワーム管理法。保管から繁殖まで詳しく解説。
- ワラジムシの繁殖方法:ケージのクリーナーとしても使えるワラジムシの増やし方。コロニー構築の手順を解説。
- レッドローチの飼育と繁殖:脱走対策と管理方法を重点的に解説。上級者向けの内容です。
- ハニーワームの飼育方法:保存方法と給餌タイミングのガイド。緊急時だけでなく日常的な補助食としての使い方も解説。
- 爬虫類の餌昆虫を徹底比較:全種類を一覧で比較した総合ガイド記事。栄養素・管理コスト・入手しやすさを一覧表で比較。
飼育する種類別のおすすめ餌昆虫
爬虫類の種類によって、向いている餌昆虫が異なります。自分が飼っている種に合った昆虫を選ぶことで、健康維持と管理の効率が上がりやすいと思います。
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)にはデュビアが最適だと感じています。Mサイズのニンフが成体レオパへの給餌に適したサイズで、誤飲リスクも低い。コオロギも使えますが、デュビアのほうが管理の楽さで勝ります。週2〜3回、1回あたり3〜5匹程度が目安です。
レオパにミルワームを与えすぎると偏食になりやすく、ミルワーム以外を食べなくなってしまうことがあります。実際、ミルワームをメインにしていたレオパが突然デュビアを拒否するようになり、切り替えるのに2週間近くかかったことがありました。ミルワームは週1回程度、おやつ感覚で留めておくのが無難です。
フトアゴヒゲトカゲにもデュビアが向いています。成虫や大きめのニンフが適したサイズです。幼体には小型のコオロギやデュビアニンフを。フトアゴは植物も食べるので、デュビアと野菜を組み合わせたバランス給餌が基本です。
フトアゴの幼体(孵化〜3ヶ月程度)は成長が早く、昆虫の割合を高めにする必要があります。この時期は1日2〜3回給餌することもあり、コオロギのSSサイズが活躍します。デュビアのニンフが小さすぎるうちは入手しにくい場合もあるので、コオロギと併用するのが現実的です。
ボールパイソンは昆虫食ではなく齧歯類食なので、餌昆虫は基本的に関係ありません。ピンクマウスやホッパーが主食になります。ただし幼体の拒食時にワームを使うケースもあります。
カナヘビは小型なので、SSサイズのコオロギやイエコ幼虫、小型のワラジムシが適しています。デュビアは成虫だと大きすぎることが多い。Sサイズのニンフなら使えます。カナヘビは動くものに反応して食べる傾向が強いので、デュビアより動きの速いコオロギやワラジムシの方が食いつきが良い場合があります。
リクガメは草食性なので昆虫は必要ありません。野草・野菜が主食です。
餌昆虫の栄養強化:ガットローディングとダスティング
どの餌昆虫を使うにしても、ガットローディングとダスティングは欠かせないと思っています。この2つを省くと、良質な餌昆虫を使っていても栄養不足になりやすいです。
ガットローディングは給餌前24〜48時間、餌昆虫に栄養価の高い食材を与える作業です。緑黄色野菜(ニンジン、カボチャ、コマツナ、チンゲンサイ)や専用フードを与えることで、餌昆虫の体内に栄養を蓄積させます。この栄養がそのまま爬虫類に届くので、ガットローディングの効果は非常に大きいと感じています。特にカルシウムとビタミンAが不足しがちなので、コマツナやチンゲンサイを積極的に使うといいと思います。
ガットローディングで避けた方がいい食材もあります。ほうれん草はシュウ酸が多くカルシウムの吸収を妨げるので、給餌前の昆虫には与えない方がいい。レタスは水分が多すぎて栄養が薄く、下痢の原因になることもあります。ネギ類は論外で、昆虫にとっても有害です。
ダスティングは給餌直前に餌昆虫にカルシウム剤やビタミン剤の粉をまぶす作業です。小さなタッパーや紙コップに昆虫を入れてパウダーをひとふりして軽く振ると全体にまぶせます。爬虫類の骨代謝にはカルシウムとビタミンD3のバランスが重要で、室内飼育でUVBライトが不足しがちな場合はビタミンD3入りのカルシウム剤を選ぶといいです。
ダスティングの頻度の目安は、成体で週2〜3回、幼体や成長期は毎回が基本です。ただしビタミンD3の過剰摂取は高カルシウム血症を引き起こすことがあるので、D3なしのカルシウム剤とD3入りを交互に使うという方法もあります。
ガットローディングをさぼった時に起きたこと
忙しかった時期に1ヶ月ほどガットローディングを省いて餌昆虫をそのまま与え続けたことがあります。デュビアには乾燥したウサギフードだけ与えて、野菜は一切なし。その結果、飼っていたフトアゴの食欲が徐々に落ちていき、尾の付け根が細くなってきました。
焦って爬虫類専門の獣医に診てもらったところ、軽度の低カルシウム血症が疑われると言われました。すぐにガットローディングを再開して緑黄色野菜を積極的に使い、ダスティングも毎回するようにしたところ、1ヶ月ほどで食欲も体型も戻りました。餌昆虫自体が良質でも、その中身が空っぽなら意味がないというのを実感した出来事でした。
餌昆虫の管理コストと自家繁殖の現実
餌昆虫を購入し続けるのか、自家繁殖させるのかは、飼育規模と費用感によって判断が変わります。実際の数字で考えてみると、判断しやすいと思います。
例えばレオパ1匹に週2〜3回デュビアを与える場合、1回5匹として週15匹程度消費します。Mサイズデュビアを購入すると100匹で700〜900円程度が相場です。月に60匹消費するとして、月に約400〜550円のコストになります。1匹だけの飼育ならこの金額は大したことありませんが、爬虫類が増えてくると話が変わります。
5匹飼育なら月2,000〜2,500円、10匹なら月4,000〜5,000円のペースで餌代がかかり続けます。これが自家繁殖コロニーを持てば、初期投資(デュビア購入代+ケース・保温器具)が5,000〜8,000円程度かかりますが、軌道に乗れば追加コストはほぼ野菜くず代だけになります。複数飼育している人は自家繁殖の恩恵が大きいです。
コオロギの場合は死亡率が高いため、自家繁殖でも購入を完全にゼロにするのは難しいことがあります。衛生管理や温度管理の手間もデュビアより大きく、安定したコロニーを維持するには経験が必要です。コストだけで見ればデュビアの自家繁殖が最も効率が良いと思います。
よくある失敗と対策まとめ
餌昆虫の管理で失敗しやすいポイントをまとめます。自分がやってしまったものも含めて書いているので、参考にしてもらえたらと思います。
失敗①:コオロギを大量購入して管理しきれない
「まとめ買いした方が安い」と思って500匹単位でコオロギを購入したものの、保管中の死亡率が高くて結局半分以上無駄にした、という話はよく聞きます。コオロギは100〜200匹単位でこまめに補充する方が無駄が少ない。もし大量購入するならしっかりした通気設備と温度管理が必要です。
失敗②:餌昆虫が爬虫類のケージ内で死んで腐る
給餌後に食べ残した昆虫をそのままにしておくと、ケージ内で死んで腐敗の原因になります。特にコオロギは爬虫類の目の届かない場所に隠れて繁殖することもある。給餌後1〜2時間で食べないようなら取り出すのが基本です。デュビアはほとんど逃げないので取り出しやすいですが、コオロギは隠れてしまうことがあります。
失敗③:ガットローディングなし・ダスティングなしで長期給餌
先に書いた体験の通りです。栄養強化を省くと数ヶ月単位で問題が出てくる。特に成長期の幼体や産卵後のメスに対してはこの影響が出やすいので注意が必要です。
失敗④:脱走した餌昆虫の被害
コオロギが脱走して家中で鳴く、レッドローチが脱走して壁を走り回る、という事態は本当に厄介です。これを防ぐには管理ケースの通気口を細かいメッシュにすること、フタをしっかり固定すること、ケース周囲にテープや滑り止めを施すことが基本です。一度脱走を経験してから対策を見直す人が多いですが、できれば最初から対策しておいた方がいいです。
失敗⑤:ミルワームを主食にして偏食・肥満になった
入手しやすく食いつきが良いからとミルワームをメインにしていると、爬虫類が他の餌を食べなくなることがあります。またカロリーが高いため肥満になりやすく、特に活動量の少ない室内飼育の爬虫類には問題が起きやすい。ミルワームは週1〜2回の補助食と割り切るのが無難です。
餌昆虫の購入先と選び方
餌昆虫の入手先は大きく3つあります。ホームセンター・ペットショップ、爬虫類専門店やオンラインショップ、そして自家繁殖です。
ホームセンター・ペットショップはミルワームやコオロギが中心です。近所で買えるアクセスの良さが利点ですが、品揃えはデュビアやワラジムシまでカバーしていないことが多い。価格は割高なことが多いです。
爬虫類専門店・オンラインショップはデュビアやレッドローチ、ワラジムシなど幅広い種類を扱っています。価格も量も選択肢が多い。ただしオンラインは輸送中に死亡するリスクがあるので、夏・冬は保冷・保温対応をしているショップを選ぶといいです。チャームや爬虫類専門の通販サイトは対応しているところが多いです。
自家繁殖は初期投資が必要ですが、軌道に乗れば最もコスパが良い。デュビアとワラジムシは繁殖が比較的容易で、初心者でも安定させやすいです。コオロギは難易度が上がりますが、自家繁殖の解説記事を参考にすれば問題なく進められると思います。
まとめ:餌昆虫選びの基本的な考え方
餌昆虫の選び方をまとめると、以下のような判断基準になります。
- 室内管理・臭い・鳴き声が気になる→デュビアかワラジムシを選ぶ
- 食欲刺激が必要・拒食対応→コオロギかハニーワームを使う
- コスパ最優先・複数飼育→デュビアの自家繁殖コロニーを立ち上げる
- 幼体・小型種への給餌→イエコ幼虫やSSサイズのデュビアニンフ、ワラジムシを検討する
- 補助・おやつ→ミルワームを週1〜2回程度に留める
どの昆虫も一長一短があります。大切なのは「主食をひとつ決めて安定させて、状況に応じて他の昆虫を補助的に使う」という考え方です。最初からすべての昆虫を揃えようとすると管理が複雑になりすぎるので、まずは主食となる昆虫ひとつをしっかり管理できるようになることを目指すのがおすすめです。
ガットローディングとダスティングも忘れずに。どんなに良い餌昆虫でも栄養強化なしでは本来の力を発揮できません。この2つは手間に見えて、長い目で見ると爬虫類の健康維持コストを大幅に下げてくれます。通院や薬代のことを考えると、野菜くずを入れる時間くらいは惜しまない方がいいと思っています。
何か困ったことがあれば、各昆虫の詳細解説記事も読んでみてください。繁殖方法から管理トラブルの対処まで、できるだけ具体的にまとめています。
※ 本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。商品リンクから購入された場合、当サイトに収益が発生することがあります。
📦 関連用品をチェック
本記事で紹介した「デュビア飼育」関連の商品は、以下から探せます。
広告(PR) ▶ Amazonで「デュビア飼育」を見る
広告(PR) ▶ 楽天市場で「デュビア飼育」を見る
広告(PR) ▶ Yahoo!ショッピングで「デュビア飼育」を見る

